金利の違い

もしあなたが自由に生きていきたいのなら

雑記・書評です。

 

映画,アイ・イン・ザ・スカイ,ネタバレ,感想,評価,批評

 

映画、アイ・イン・ザ・スカイを観てきました!
ハリーポッターの真の英雄、スネイプ先生役でお馴染みのアラン・リックマンの遺作ともなった今作。
個人的にドローンならびに最新テクノロジーが戦争に与える影響が如何ほどのものか知りたいという思いもあり、観にいったわけですが、、、

 

ドローンをはじめとする最新テクノロジーがいかに戦争に影響を与えたのか? というドキュメンタリー視点での興味を満たそうとすると強烈な肩透かしを食らいます。

 

その意味で僕が勝手な期待をしていたということもありますが、正直にいってこの作品はちょっと辛い。
なぜそう言えるのか? を、ネタバレありで構造に踏み込みながら、感想・批評・評価を述べていきたいと思います。

続きを読む≫ 2017/03/23 19:54:23

 

映画,SING,シング,感想,評価,ネタバレ,批評

 

映画、SING(シング)、観てきました!
いやー、面白かったですね。モアナと伝説の海も面白かったですが、シングも負けずと面白い。
決して完璧というわけでもないし、色々と気になる点はあります。

 

モアナと伝説の海のレビューはこちら

 

作劇の観点から観ると、決して『見事な作り』とは言えないし、特にドラマの盛り上げ方やキャラクターの部分には欠点だってある。

 

それでもこの作品が人の心を(少なくとも僕の心を)グッと揺さぶったのは、ひとえにこの作品の発するメッセージが普遍的で力強いものであることと、それを支える音楽の力が何よりしっかりとしていたからだと僕は思います。

 

ちなみに字幕、吹替と両方を見てきましたが、どちらかしか観れない、という方には個人的には吹替版をおススメしたい、と思います。

 

今回吹替は皆、歌が抜群にうまいですし、声優としての違和感もほぼありません。
ムーン役の内村さんも言われなければわからないくらい声がしっかりとムーンの声になっている。
(多分違和感があるのはジョニー役の大橋さんくらいかな。歌は抜群に上手いですけどね)

 

長澤まさみ歌うめぇな! みたいな。
齊藤さん、うめぇな! ぺっ!って言ったよね? みたいな楽しみ方は吹替版だけでしかできないですしね。
(スカーレット・ヨハンソンも良かったけど)

 

さて、それでは以下にネタばれありで、なぜこの作品は若干マズいポイントがありながらも勝利したのか?(面白かったのか?)を物語の構造に踏み込みながら、感想・批評を書いていきたいと思います。

続きを読む≫ 2017/03/22 19:51:22

 

映画、モアナと伝説の海を観てきました!
昨年度のズートピアの出来は半端じゃありませんでしたが、今回は果たしてどうだったでしょうか?

 

正直に言えば……

 

僕自身の率直な感想としては、映像や音楽は物凄いものの物語そのものは”なぜか”ピンとこなかった。

 

 

今回エントリーでは、『なぜピンとこなかったのか?』、その理由について物語や登場人物の造形にまで踏み込んで批評/解説をしてみたいと思います。

 

そして僕が観る限り、この物語で真に主役になるべきだった人物は実はモアナでもマウイでもない、”あの人”であるべきだったように思います。

 

最初はネタバレなしで本作の素晴らしいところを紹介しますが、途中からはネタバレ全開で解説をしますので、未見の方、あるいは絶賛以外の感想は観たくない!という方はブラウザバックをおススメいたします。

 

 

 

続きを読む≫ 2017/03/16 21:03:16

 

今年公開予定の映画で一番楽しみにしていた映画、『ラ・ラ・ランド(LA.LA.LAND)』。
観る度ごとに新たな発見がある。半端じゃないですね。
ラ・ラ・ランド(LA・LA・LAND)は観れば観る程、本当によくできているのがわかる。
ちょっと驚異的です。
正直にいってこの作品の凄さは一回目に観た時には絶対にわかりません。

 

 

それは、別に”ここは○○のオマージュで”式の知識先行型鑑賞が必要だからという意味ではありません。
(もちろんこの作品が過去作にオマージュを捧げているのは重要ではありますが、それは単に”ミュージカルいいよね”という意味を超えて、この作品の本質に実は深くかかわっている)
パッと見のキャッチーさに比して、この映画でチャゼル監督は無茶苦茶にハードルの高いことに挑戦している
これは詳述しますが、このレベルの緻密さと熱量とがある作品はそうそうあるものではない。

 

よくもまぁセッションから二年足らずの間にここまでのものを作れたものです。

 

信じられない。

 

セッション評はこちら

 

作品の魅力をひとつひとつ数え上げればキリがありませんが、何よりも凄いと思うのは、脚本から演出、衣装、音楽、キャラクターの全てが圧倒的な緻密さによって一体化して結びつき、作品世界を形作ることに成功している点にあります。

 

”加えて”

 

それら一切合切をひっくるめて監督が

 

”夢とはなにか?”

 

”現実とはなにか?”

 

を、作品全体をもって真正面からからぶつかるように表現しているところにあります。

 

 

ひとつひとつのシーン”だけ”切りだして作品を説明しようと試みても片手落ちになる。
(あるいは特定のシーン”だけ”を取り上げて、けなしてもそれはあまり的を射ない)

 

なぜなら、あるシーンは”必ず”別のシーンとの”絡み”の中で意味がなすように計算されて作られているからです。

 

言い換えるとこの作品の魅力をより味わためには、個々シーンを解釈するスパンを物語全体、ひいては現実や夢といったところにまで広げて踏み込んで行う必要がある(と僕は思う)。

 

多くの作品はむしろ逆です。
個々シーンは良さ”げ”に見えても、全体を通して振り返って観ると矛盾や欺瞞が透けて見える。

 

ラ・ラ・ランドは、個々シーンはあくまでさりげなく、しかし全体を通してみるとその魅力がグッと引き出されるようになっている。

 

そしていきなり矛盾したことを言うようですが、この作品のさらに凄いところは、上記に加え、あくまでエンターテイメントとしての矜持を保っているところにあります。
決して難解で肩ひじはった作品ではありません。

 

さて、散々前置きが長くなってしまいましたが、ここからラ・ラ・ランドの驚異の完成度について僕なりに解説をしてきたいと思います。

続きを読む≫ 2017/03/11 18:19:11

 

僕の祖母は呉で育ち、暮らしていた。
祖父は新聞記者として従軍し、軍艦にのりフィリピン沖で海戦を経験している。
その後祖父は原爆投下直後の広島に記者として足を踏み入れた。
結局祖父はただの一度もその時に見た時のことを家族に話すことはなかった。
何をみたのか?
何があったのか?

 

 

続きを読む≫ 2016/12/04 14:37:04

 

映画,シン・ゴジラ,初代ゴジラ,共通点,相違点

 

 

庵野秀明監督は傑作『シン・ゴジラ』の完成報告の中で次のように言っています。

『怪獣映画は初代ゴジラがあれば十分だと、最初は東宝のオファーを断ったが、初代ゴジラの面白さ、衝撃に少しでも近づく作品にしたいと、結局、新たな挑戦を受けて立つことにした。』

 

東宝でのインタビュー

 

『シン・ゴジラ』と『初代ゴジラ』の共通点とは何か?相違点はあるのか?

 

このエントリーは、シン・ゴジラと初代ゴジラの共通点と相違点から、当時と今の日本の差異を明らかにし、よりシン・ゴジラを深く楽しめるようにしよう、というエントリーになります。

 

 

まずはシン・ゴジラと初代ゴジラを比較するにあたって、簡単に『初代ゴジラ』を未見の方のために以下にストーリーをまとめます。
※完全にネタバレですのでご注意ください。

 

続きを読む≫ 2016/11/25 18:15:25

 

吹き荒れたシン・ゴジラ旋風もすっかり『君の名は。』の驚異的な動員数にかすんでしまいそうになっているけれど、それでも僕は自分の気持ちを整理するためにも、ここで――時期外れになっていようとも――『シン・ゴジラ』についての感想を言葉にして整理しておきたい。

 

 

シン・ゴジラを観たのは公開間もなくで都合3回観た。

 

最初は何かの映画で予告編を観たのだけれど、正直にいって『これはダメだ、一体だれがみるんだ?』と思ってしまった、皆ダイコンとは言わないもののセリフは棒読みに近くゴジラも迫力があるという造形には見えなかったのだ。

 

「庵野秀明もエヴァンゲリオンは凄いけど実写はイマイチなんだろうな、やっちまったな」と思ったのだけれど、それからしばらくして「どうもシン・ゴジラが凄いらしい」というウワサが流れてくるようになる。

 

エヴァンゲリオンもゴジラも好きなこともあり、じゃあ少し観てみるかと軽い気持ちで――事前情報なく――観に行って僕は身体も心もぶっ飛ばされるような強烈な体験をすることになった。

 

少し大げさにはなってしまうけれど、僕は『シン・ゴジラ』でかつて経験したことのない感情を体験したと言っていいと思う。

 

続きを読む≫ 2016/11/07 16:29:07

 

ズートピア,感想,映画評,映画分析,深い,ネタバレ

 

ズートピア観てきました!
GW中、相当お客さんが入っていましたね〜。

 

僕自身も都合2回観たのですが、1回目と2回目で感じるものが全く異なりました。

 

1回目の感想は、正直に言えば『物凄く良くできているけれど、ミスしないことだけを目指した量産可能な作品』というものでした。

 

しかし2回目を観終えて、いや、これはそうじゃないな、と感じました。

 

この作品は『ディズニーという絶対に失敗を許されない枠ギリギリを熱く攻め切ったクリエイターの魂や叫びのあるものだ』、と思い直したのです。

 

この作品には、『どうしても今言っておきたいことがある!』という想いと深味がある。

 

それは『『差別と偏見』という重いテーマを取り扱っているから』という理由では決してありません。

 

『重いテーマ』=素晴らしい、とならないことは幾つか映画や本を手に取ればすぐにわかります。(あえて具体名は挙げませんが)

 

ではこの作品の一体なにがそんなにも熱く、強く、また素晴らしかったのか?(と、僕は感じたのか?)

 

『ただ良質であること』を踏み越えたこの作品のポイントを以下に書いてみたいと思います。

 

 

今日のコンテンツ
・隙のないエンタテイメントとしての『質』
・それでも枠からはみ出る、『今、俺たちはこれを言いたいんだ!』という叫び

続きを読む≫ 2016/05/21 19:10:21

 

ゲーム・オブ・スローンズ,進撃の巨人,パクリ,元ネタ,ハドリアヌスの長城

 

ゲーム・オブ・スローンズが各種オンデマンドサービスで配信されるようになり僕の周囲でもこの傑作海外ドラマにズッパまりする人が増えてきました。

 

次から次へと起こる予想外の展開に加えどのキャラクターも生き生きとして憎らしく、また愛らしく、まさに観るのをやめられない恐ろしいドラマですね、、、。

 

日本で果たして将来的にこんなドラマが生まれる日が来るのだろうか? と考えると悲観的な気持ちにさえさせられる、とにかく図抜けたドラマです。

 

さて、そんなゲーム・オブ・スローンズですが周りの未見の人におススメしようと簡単に内容を説明した時「あれ?それって進撃の巨人のパクリ?」と言われることが何度かありましたので、今回は『ゲーム・オブ・スローンズは進撃の巨人のパクリじゃないですよ』ということをエントリーしたいと思います

 

今日のコンテンツ

 

1) 進撃の巨人とゲーム・オブ・スローンズの共通する『壁』という設定

 

 ・巨大な壁と外にいる化け物(巨人)という設定
 ・ナイツウォッチと調査兵団

 

2) ゲーム・オブ・スローンズの『壁』の本当の元ネタ

 

 

続きを読む≫ 2016/05/03 11:26:03

 

映画評,映画,さざなみ,45years,感想

 

 

2016年4月公開になりました映画『さざなみ』の映画評です。途中よりネタバレありますので未見の方はご注意ください。

 

【あらすじ(ネタバレなし)】

 

結婚生活45周年のパーティを一週間後に控えた老夫婦、主人公ケイトとその夫ジェフ。子どものいないふたりは愛犬と共に仲睦まじく暮らしていたある日のこと、夫宛に一通の手紙が届く。
それは若かりしころの夫の恋人がスイスの山中で凍結死体となって発見されたという内容だった。
当時の姿のまま変わらない元恋人の死体の報せは夫を静かに、だが激しく動揺させる。
やがて夫は動揺するままに妻に昔語りをぽつぽつとしはじめる。
妻ケイトはそうしてこれまで全く知らなかった夫の一面を知るようになる。
そしてその度妻は夫への100%の信頼は静かに、しかし急速な勢いで揺らぎ始めていく……。

 

 

続きを読む≫ 2016/04/19 14:53:19

 

前回想像ラジオの書評をアップしましたが、今回は想像ラジオで紹介された曲から、この作品の中身をより深く味わってみようという企画です。

 

結果、意外というか、やはりというか、やはりそれぞれの曲がこの作品をの魅力をより深めるためにしかるべき箇所で紹介されていることがわかりました。

 

想像ラジオのDJアークが選曲したリスト一覧

 

  1. ザ・モンキーズ 『デイドリーム・ビリーバー』 1967年
  2. ブームタウン・ラッツ 『哀愁のマンデイ』 1979年
  3. フランク・シナトラ 『私を野球につれていって』 1949年
  4. ブラッド・スウェット&ティアーズ 『ソー・マッチ・ラブ』1968年
  5. アントニオ・カルロス・ジョビン 『三月の水』 XXX年
  6. マイケル・フランクス 『アバンダンド・ガーデン』 1995年
  7. コリーヌ・ベイリー・レイ 『あの日の海』(Album The Sea) 2010年
  8. モーツァルト 『レクイエム』 
  9. 松崎しげる 『愛のメモリー』 1977年
  10. ストラヴィンスキー 『《ペトルーシュカ》からの3楽章』
  11. ボブ・マーリー 『リデンプション・ソング』 1980年
続きを読む≫ 2016/04/04 20:47:04

 

今回は芥川賞候補にもなりました、いとうせいこうさんの『想像ラジオ』を取り上げたいと思います。

 

2016年現在、いわゆる“震災文学”(東日本大震災ならびに福島の原発事故をモチーフにした小説群※)と呼ばれるものがいくつも出版されていますがその中でもこの作品は『かける想い』とも言うべき熱が物語の中に幾層にも織り込まれており同種の小説群の中でも頭一つ飛びぬけた存在ではないか、というのが個人的評価であります。

 

※例えば吉本ばななさんの『ヒアアフター』や、高橋源一郎さんの『恋する原発』、川上弘美さんの『神様2011』等々どれも良い小説です

 

ただ正直に言ってこの作品は同時にある種の拒否感を読み手に与える側面もあったようで、どうにも宗教臭く受け付けられなかった、という方も多かったようです

 

ここではこれらの意見も踏まえたうえで自分なりにこの作品の何が素晴らしいのか、また、この作品の一体何が弱点であるのかという点について作品構造に基づきながらまとめていきたいと思います。

 

まずはこの本の基本情報について簡単にご紹介させていただきます。

続きを読む≫ 2016/03/30 19:43:30

 

 

セッション、みてまいりました。以下にその感想・映画評をまとめたいと思いますが、この映画、かなり人によって解釈/感想が分かれるだろう映画であるように思います。

 

しかし全く異なる解釈が成り立つことは映画の器の大きさであり面白さである、とぼく自身は思っていますので、その意味で、非常に面白い映画でした。

 

あらすじ以降に、ネタバレありで、感想・批評をまとめてみたいと思います

続きを読む≫ 2015/05/09 18:45:09

 

北野映画最新作、『龍三と七人の子分たち』を観てきましたのでその映画評になります。

 

まず総評ですが、いやー、見てよかったです。面白かった。

 

この作品、いわゆるコメディで笑える映画ではあるのですが、一方で、北野武がもつ分裂性・二重性をもっとも作品として昇華できた映画にもなっており、監督北野武、芸人ビートたけしの双方のファンが楽しめる作品になっていたように思います。

続きを読む≫ 2015/04/27 17:45:27

 

ソロモンの偽証(後編)を見てきましたので、その映画評になります。
今回は前篇と異なり、ネタバレありで記載したいと思いますので、映画を未鑑賞のかたはご注意ください。

 

 

率直な感想として、期待外れではありました。

 

 

前篇を絶賛していたのですが、残念です……。
→前篇映画評

 

 

ですが、ただ「この映画つまならなかったよねー」とだけ書いても誰もうれしくないと思うので、今回は大きく3つのテーマで記事を書きたいと思います。

 

1点目。なぜこの映画は後編でダメになったのか?
2点目。この作品の表現しきれなかったテーマについて
3点目。柏木君が本当に欲しかったもの

 

 

一点、原作は未読ですので全て映画に関する評価になる点、ご了承ください。

 

 

続きを読む≫ 2015/04/27 01:18:27

 

こんにちは。

 

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 青い瞳のキャスバル を、2週間限定ということもあり劇場に見に行ってきましたので、その映画評を今回はまとめておきたいと思います。

 

当文章の一部ネタバレありますので、『シャア・アズナブル』という男の悲しみに触れたい方は見ることをおススメいたします。

続きを読む≫ 2015/03/13 18:07:13

 

こんにちわ。

 

昨日TV番組のスッキリ内で、山本 基さんの『塩のアート』が紹介されていて、大変に感銘を受けたので今回はこの作品が意味する葬送の物語の素晴らしさについて、わかりやすく書いてみたいと思います。

 

まずは基本情報として作品紹介をさせてください。

 

この作品の作者は山本 基(やまもと もとい)さんという方で、今から21年程前(1994年ごろ)に妹さんを病気で亡くされたことをきっかけとしてこの作成された作品とのことです。

 

作品サイズは何メートルほどもある巨大なもので、材料は全て塩で作成されています。

 

この作品は展示終了後、鑑賞者とともに作品自体が壊され、利用した塩を鑑賞者と共に海に帰すというところまでを作品として展示していたとのことです。

 

 

■作品画像

 

アート評,芸術,アート分析

 

■その他作品は山本さんオフィシャルサイトへ

 

以下にこの作品の何がそんなに素晴らしいのか、について記載をしていきたいと思います。

 

キーワードは、『海と記憶。命』です。

続きを読む≫ 2015/03/11 18:20:11

 

予告篇に惹かれソロモンの偽証(前篇)を見てきましたので、その感想です。

 

わたくし、恥ずかしながら宮部みゆきさんの作品を原作を含みまだ読んだことがないので、映画としての感想に絞られる点、ご了承ください。

 

さて、この作品。

 

まだ前篇ではありますが、めちゃくちゃ面白かったです。

 

4/11に後編が公開予定ということですが、今から待ち遠しくてなりません。
→観てきました。後編の映画評はこちら

 

原作も勢いで買ってしまいましたが、読みたいけれど映画を見終わるまでは読みたくない、、、と嬉しい悲しさを感じております。

 

簡単なあらすじの後、前篇だけではありますがどのような点が素晴らしかったのか、ネタバレなしで書きますので、興味を持たれた方は是非映画をご鑑賞されることをおススメいたします。

 

あとこの作品の宣伝画像、ダヴィンチの最後の晩餐をモチーフにしているわけですが、、、ちょうどユダ(裏切り者)だけ写っていないのですね。

 

いったい誰がユダ(偽証)をしているのか?後編が楽しみです。

続きを読む≫ 2015/03/09 12:17:09

 

こんにちは。

 

ベイマックスがアカデミー賞を受賞したというニュースを見たのを機に、せっかくならと劇場まで見に行ってきました。

 

ベイマックスは、アナと雪の女王の記録的大ヒットの後に公開されるも、「これはスゴイ!」と大絶賛されていた印象でしたので、「どんな風にスゴイのだろう?」という先入観を持って見に行っていました。

 

結果的には、あまりこういう事をいうのもなんですが、「高品質なファミリーレストランのハンバーグ」のような作品だったなぁ、というのが僕の感想です。

 

親子で安心して鑑賞できる。物語的にワルい要素は一切なし。
テンポよくすすむ、驚異の高クオリティ映像。
可愛らしいマスコットキャラ。
破綻なく、器用にまとまったストーリー。
そして、全く滲み出ない作家性……。

 

 

続きを読む≫ 2015/03/03 17:39:03

 

アメリカン・スナイパーの感想と構造分析をまとめてみました。(アカデミー賞もとったみたいですね)

 

米国では「愛国映画だ、反戦映画だ」と議論が激しくなっているそうですが、それも頷けます。

 

この作品の凄いところの一つは、上記いずれの見方もできるように意図的に作られているところです。

 

にもかかわらず、「どっちつかずの中途半端」という印象を一切与えない。強烈なメッセージ性。

 

ラスト・シーンにそれは凝縮されているでしょう。凄い。

 

この映画は、見たひとの政治信条を炙り出す力があります。

 

詳しくはあらすじ以下にまとめていますので、よければどうぞ。

 

※マイケル・ムーアのこのインタビュー面白いです。日本と米国の政治環境の差がよく見えます。
あと、ムーアの政治信条はともあれ、同じモノづくりの人間として作品自体の出来には常に敬意を払うという姿勢は見習いたいな、と思いました。

 

マイケル・ムーアのインタビュー

 

 

続きを読む≫ 2015/02/23 13:30:23

 

おみおくりの作法について感想をまとめたところ、ちょうど似たような『死』を扱う邦画として『悼む人』が公開されたので見てきました。

 

以下に感想をまとめていきたいと思います。

 

一点、原作は未読ですのでここではあくまで映画の内容のみとなっている点、ご了承ください。

 

おみおくりの作法について感想はこちら

 

続きを読む≫ 2015/02/19 01:10:19

 

映画、『おみおくりの作法』を見てきましたので、その構造分析を含め、感想を以下にまとめています。

 

この作品、丁寧で誠実で素晴らしかったのではないでしょうか?

 

様々な要素が綺麗に対比され、にも関わらず控えめで見る価値は大いにありました。

 

比較といってはなんですが、類似テーマで同時期に公開された邦画『悼む人』の感想も別途まとめていますので、よければそちらもご覧ください。

 

邦画『悼む人』の感想

続きを読む≫ 2015/02/09 13:53:09

「お金」って何? 働き方について 映画・書評